▲ Cluster, 67×53㎝ oil on canvas, 2013 ⓒADAGP

 

そうかと思えば、ポプラを素材にした作業はシラカバよりもさらに簡潔で大胆な構成で独特だ。省略と形態の変形という造形語法を通じて半抽象化の形式を追求する。特に、平面的なイメージで圧縮される形態解釈は既存のシラカバの連作とは明確に区別される。ポプラはまっすぐ伸びた背の高い幹に比べて、枝が小さくてのっぽのような形だ。このような形態的な特徴を生かして簡明な平面的なイメージで解釈している。

 

▲ 91×60.5㎝

 

しかも、幾何学的なイメージで単純化することによって、強直ながらも明確な形態美を持つようになる。ポプラの連作では写実的な空間は全く感じることができない。完璧な平面的な解釈であるからだ。木のイメージを歪曲して単純化する新しい造形的な解釈は平面と線を混用する形態で提示される。これは純粋な造形空間を目指すという意志を現わすことだ。ここで、木の年輪を象徴する線の反復的な羅列は純粋な造形美を貫徹するという意志の表明と変わらない。

 

▲ 45.5×45.5㎝

 

このように長い間木を素材に作業してきた彼は、写実性と平面性を巧妙に織り混ぜて自分だけの造形的な枠組みを作っている。特に、シラカバの連作はいくつかの原色の配合と配列を通じて視覚的な楽しさを誘発する感性的な表現が引き立って見える。何よりも大胆な補色を基盤とする強烈な印象の色彩イメージと簡潔な平面的なイメージの組み合わせは自らに個別の形式美の可能性を問いかけている。

 

▲ 91×50㎝

 

最近始めたポプラの連作はシラカバの連作を通じて学んだ造形感覚が一段階進化しているとも言える。何よりも大胆に感じられるくらい単純に処理される平面的なイメージが画面の相当部分を掌握することによって強靭な印象を与える。特に、補色を利用する極端な色彩対比は視覚的なアピールが強くて鑑賞する人の視線を眩惑するのに充分だ。色彩イメージで心をとらえることができる説得力を見せてくれる。それだけでなく、危険に見えるほど強烈な色彩対比は色彩形式が作り出す視覚的な美しさを与える。

△シン・ハンソプ(美術評論家)/신항섭(미술평론가)

 

▲ リュ・ヨンシン(류영신 작가)

 

◆リュ・ヨンシン

1957年忠清南道天安

中央大造形芸術大学院西洋画専攻

サンクトペテルブルグレーピンアカデミー修学(ロシア)

グラン・ショミエールアカデミー修学(フランス)

◇招待展および個人展31回

2017 牙山ギャラリー天安分館

2016 ギャラリー・モノエキスポーゼ(LA GALERIE MONOD EXPOSE, パリ), ブレッシウムギャラリー, ラ・メールギャラリー

2015 エイブルファインアートギャラリーNY(ソウル)

2015 ブレッシウム

2014 シュアモギャラリー, チョン・グチャンギャラリー, イヒョンアートセンター, エイブルファインアートNY(ソウル、ニューヨーク)

2013 ウォルサン美術館, ハンガラム美術館(具象大祭典), エイブルファインアートNY(ニューヨーク)

2012 ブレッシウム, キャピタルギャラリー, ハンガラム美術館

2011 コンベンションセンター招待展(シドニー), 檀園美術館, レジナギャラリー, 檀園美術館, コンピョンアートセンター

2010 フルシティーギャラリー

2009 高崎シティーギャラリー(日本)

2008 ウォルサン美術館, イヒョンアートセンター, イェイル画廊

2005 檀園美術館

2002 ソホギャラリー

2000 ロッテ画廊

1995 インデコギャラリー

◇国内外アートフェア33回

2017 シンガポールコンテンポラリー

2016 ART.FAIR(ケルンメッセホール)

2015 アートドバイ

2015 画廊美術祭

2015 London Art Fair

2014 A.A.F アフォーダブル・アートフェア

2013アンデパンダン展(フランス),サロンアートショッピングカルーゼル・デュ・ルーブル(フランス), A.A.Fアフォーダブル・アートフェア(アメリカ), ケルンアートフェア(ドイツ), KIAF, 大邱アートフェア, アートショー釜山, SOAF.

2012 クンストアートフェア(イタリア), 香港コンテンポラリー, ファウンテンアートフェア(ニューヨーク) ect.

◆서양화가 류영신(柳栐愼, ARTIST RYU YOUNG SHIN)은 충남천안출신화가로 개인전 31회 및 국내외 아트페어 33회에 출품하였다. 류영신 작가의 자작나무와 미루나무 작품세계에 대해 신항섭 미술평론가는 “보색을 이용하는 극단적인 색채대비는 시각적인 호소력이 강해 감상자의 시선을 현혹하기에 충분하다. 색채이미지로 마음을 사로잡을 수 있는 설득력을 보여준다. 뿐만 아니라 위태로워 보일 정도로 강렬한 색채대비는 색채포름이 만들어내는 시각적인 아름다움을 선물 한다”라고 평했다.

 

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